浜少年 リラックスタイム

急ぐ気持ちを抑えたい

再生

少し遠慮して良い人に見られたくて演技していたのかも。
対岸の火事だから自分には関係ないと少し冷めていたのかも。
このぐらいやれば良いだろう自分だけ納得していたのかも。
他人の苦しみを解ろうともせずに自分が良ければ良いと思っていたのかも。
少し距離を置くのが心地よかったのは本気で付き合う気が無いからかも。
十字架を背負うのをためらうのは周りを信用していないのかも。

障害が消えて無くなってもスッキリしないのは何故?
それは自分が精いっぱい頑張ったという気持に成れないからだろう。

チョイ悪のオジサンで行きませんか?
チョイ悪なオバサンで行きませんか?
少し道を外した位でちょうど良いと思いませんか?

今日から自分は変わる!と言うか戻ろうと思う。
大雑把で短気で近寄りがたい近所の親父に成ろうと思う。
今まで、そんな自分が嫌で10年以上演技してきたように思います。

サンガク橋の近くのおばさんが墓掃除をしている時に話しかけて来ました。
「あなたは偉い!あなたの怒っている声が遠くから聞こえてくると胸がスッキリする」
人違いじゃありませんかと、とぼけると、おばさんは嬉しそうに笑いました。

人の為、世の中の為、そんなたいそうな事じゃ無いけれど
自分の幼い頃、今と同じで貧乏だったけれど古き良き時代だったと思う。
家に鯉のぼりが上がる事もお雛様も無かったけれど幸せだった。
浜小学校で作った紙の鯉のぼりを、思いっきり腕を伸ばして空に向かって歌った。
♪屋根より低いこいのぼりぃ〜
小さい鯉はお父さん〜
よその家の大きな鯉のぼりを見ても羨ましいとは思わなかったし
そんな事より自転車で走り回るのが嬉しかった。
自動車も無い、あるのは125ccの親父のバイクだけ
婆ちゃんのひくリヤカーの後ろに乗って国道を通って浜崎の精米所までよくいった。
迷惑そうによけていく車に婆ちゃんは知らん振りしながらリヤカーを進めた。
同じくらいの年頃の従弟だけで9人もいて毎日がお祭り騒ぎ、近所のおじさんおばさんに怒られながら毎日を過ごした。

あの頃の自分がうらやましい。
一人ぼっちに成りたくても成れなかったあの頃がうらやましい。
あの頃から今まで学んできたのは体裁だけじゃないはず。
一歩踏み出せば少しだけ変わる。
きっかけがあれば踏み出せる。
小さな力もいつか大きな力に成るかも。

生まれて来て良かった。
同じ人生を繰り返しても、そう思える自分に成りたい。
今日、誰かに殺されても、今日まで頑張って生きてきたと思える生き方をしたい。
変な人間ですが誰一人友達は見捨てる事も無いし、困った時には何処からともなく手を伸ばし命を張って助けてくれる。
助けてもらった事も気づかない事もいっぱいありました。
「当たり前のこと」そう言われるだけです。

昨日より今日は少しマシな人間になろうと改めて思った。

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